兵庫県芦屋市の高級住宅が立ち並ぶ芦屋川沿いをあるいていたらごつごつしたコンクリートの建物が見えて来ました。
余りにも目立つ建物なので、気になりました。
僕はキレイなコンクリート打ちっぱなしの建築物は好きです。
でも、それ以上に、ごつごつガタガタした荒々しいコンクリート打ちっぱなしの建物に興味を持ちます。
「この建物は何やろな。倉庫かな?」
と思いつつ、前まで歩いていくと
芦屋市民センター(ルナホール)と書かれていました。
中には大ホールがあってちょうどピアノ発表会を開催しているようでした。
そのルナホールの中に入ってびっくりしました。
エントランスホールが真っ暗。
壁一面が概観からは全く創造できない、有機的な丸みを帯びたベンチが作りつけてありました。
壁は黒いペンキが塗られており、1本の白いラインが床、壁、天井に引かれて、一つの輪のようになっています。
大ホールは立派な空間で椅子もなかなかよくて集中して演劇など見られるなと感じました。
後で調べて見ると、設計者は
坂倉準三氏だそうです。
巨匠のル・コルビジュエを師事し、モダンな建築物を設計した方です。
僕はル・コルビジュエの本をたくさん買って持っています。
下の本は、知り合いに進められた思い出深い本なので載せておきます。
ル・コルビュジエ建築の詩―12の住宅の空間構成